コレクション: 伊勢あさくさ海苔
ーアサクサノリの歴史ー
古く江戸時代から愛されてきた海苔で、東京浅草がその名の由来とされています。
昭和三十年代頃までは、ニッポンの食卓で海苔と言えばアサクサノリでした。
火で炙ると、紅紫色が美しい緑色に変わり、部屋中に広がる磯香ばしさ。
しかしいつしかそんな光景は見られなくなり、また環境変化に弱く育てるのが難しいことから、アサクサノリは次第に食卓から姿を消していきます。
「もう一度、あの頃の海苔を食べてみたい!」
志を持った三重の海苔師たちが、悠久の時を経て伊勢で生息し続けてきた野生のアサクサノリから、生粋の三重県産を復活誕生させました。
ーアサクサノリの定義ー
(1)三重県内で採取し、国の研究機関によるDNA検査によってアサクサノリ種と
認定された株を用いること。
(2)関係機関のもと管理、培養された糸状体単品種を用い、三重県内で生産されたもの。
(3)初摘みの製品であること。
(4)収穫後のDNA検査によってアサクサノリの形質が認定されたもの。
(5)等級検査時に食味検査を行い、旨味・甘み・食感が優れていると判断されたもの。
※上記の一から五の全ての条件を満たすものを伊勢あさくさ海苔として定義します。
三重県漁業協同組合連合会http://iseasakusanori.com/より引用