美味しく食べるためのご家庭での海苔の保管のコツ
全型100枚入りなどの大容量のお買い得な海苔を買って、
開封して少し使ってから引き出しにしまって、
しばらくして海苔を使おうとして出したら、
海苔が湿気っていた、という経験をしたことはありませんか。
海苔は湿気るからなぁ、というご意見をいただいたり、
湿気った海苔の使い道は?、という質問もたまにされます。
今回は、美味しく食べるためのご家庭での海苔の保管のコツ
についてお話ししたいと思います。
こんな経験はありませんか?〜海苔は湿気りやすい食べ物〜
海苔はとても湿気に弱い食べ物で、焼のりを袋から出して
そのまま放置しておくと、すぐに湿気ってしまいます。
1年の中でも特に湿気が多い梅雨から夏にかけては、
特に気をつける必要があります。
袋自体の防湿性や入っている乾燥剤の大きさ次第では、
たとえ未開封の状態であっても、乾燥剤が湿気を吸いきって
膨らんでしまって、その結果海苔が湿気ってしまう
なんてこともあります。
湿気ってしまうと、海苔独特のパリパリ感が無くなります。
石灰乾燥剤について
海苔の袋の中には、石灰乾燥剤が入っております。
中に入っている石灰が湿気を吸ってくれる役割を
してくれますが、湿気を吸ってくれる量に限界があります。
湿気を吸い切ってしまうと、石灰乾燥剤が
パンパンに膨れ上がってしまうので、
交換する必要があります。
焼のりの保管袋について
市販されている海苔を袋は、大きく分けて3つあります。
①アルミ袋
アルミの袋に入っているものは、防湿性や遮光性が完璧で、
海苔の品質劣化の要因となる光や湿気をブロックしてくれます。
②アルミ蒸着袋
スナック菓子などの袋にも使用されているアルミ蒸着袋は、
アルミ袋より劣るものの、遮光性や防湿性は高いです。
③透明袋
透明袋は、材質によって防湿性も様々ですが、
一般的には防湿性や遮光性があまり高くないことの方が多いです。
最適な保管方法
未開封でしたら、賞味期限内でしたら常温保管でも大丈夫です。
ただし、一度開封してしまうとチャックの部分から多少空気が
入ってきてしまいます。
その場合は早めに食べ切ってしまうか、または冷蔵庫または
冷凍庫での保管をオススメします。
※よくしまいがちな場所は、海苔にとっての保管条件が悪いことが多いです。
冷凍庫から出す場合の注意ですが、取り出した後に袋が
結露することがありますので、常温に戻してから取り出して下さい。
焼きのりには水分がほとんど含まれないため、カチカチに凍ることはなく
比較的短時間で常温に戻りますのでご安心下さい。
オススメの保管方法
卓上に置ける容器があり、4切り海苔が入るサイズのものが市販されています。
全型サイズ板のり10枚分(4切40枚分)でしたら十分入りますので、
開封して4切りサイズに切って乾燥剤と一緒に容器に入れて
保管することをオススメします。
手に届く場所にあるととても便利で、ご飯を巻いたりおかずを巻いたり
ちぎって振りかけたりすることが手軽にできます。
美味しく海苔を食べるために、ご家庭で上手に保管していただけると幸いです。