空の上から見た海苔養殖の風景

毎年11月〜4月頃にかけて海苔養殖が行われますが、セントレア(中部国際空港)から飛行機に乗って窓から下を眺めると、このような風景を見ることができます。

 

セントレアは、知多半島で一番良い海苔が採れていた常滑という地域にできました。

この辺り一帯は木曽三川(木曽川・長良川・揖斐川)からの水が流れ込み、淡水と海水が混じり合う海苔養殖に最適な漁場です。

この淡水と海水が混じり合う地域というのが、海苔に必要な栄養(窒素やリン)が豊富にあり、良質な海苔にとって欠かせません。

 

 

写真に四角い黒い影が写っていますが、これが海苔を養殖している海苔網です。

よく見ると沿岸部と少し沖の方と分かれていますが、沿岸部の方は旧来の養殖方法の支柱を立ててそこに網を固定して貼る支柱柵です。

沖の方は水深が深いため、海苔網を水面に浮かせて張り込む浮動柵(浮き流し)で、この2つの方法で海苔養殖が行われます。

 

 

いまはなかなか飛行機に乗る機会がないかもしれませんが、もしそのような機会がありましたら、ぜひ窓の下を覗いてみてください。