寿司海苔と聞いて、どんなイメージを抱きますか?

こんにちは。坂井海苔店です。

 

当店は、お寿司屋さんを主なお客さんとしているため、”海苔といえば寿司海苔”というのが常識なのですが、寿司海苔以外の海苔があることをご存知でしょうか?

ということで今回は、寿司海苔ついて書きたいと思います。

 

寿司海苔とは?

スーパーマーケットの焼き海苔コーナーに行くと、当然焼き海苔が並んでいるのですが、○○海苔(のり)の○○の部分に、”焼き”、”寿司”、”手巻き”、”初摘み”などの文字が書かれています。

これは、海苔の特徴を表しておりまして、その文字通りの特徴があります。

 

販売価格についても様々で、板のり(全型)10枚あたり200円〜1,000円くらいまで見かけるのではないでしょうか。

 

寿司海苔の定義は、”寿司に合う海苔”ということです。

寿司と言っても用途が様々なのですが、スーパーで販売されている全型10枚あたり300〜400円あたりの寿司海苔は、太巻や細巻などに合う海苔のことで、色艶が良く、穴が空いてなくて、巻いても海苔がしなって割れにくく、巻くと良い香りがします。

 

寿司に馴染むために海苔は脇役に徹しますから、このクラスの海苔は味よりも見た目や使い勝手が大事なのです。海苔単体で食べると、好みの海苔と出会うことを期待している人はがっかりすることの方が多いと思います。

 

巻きにくいため、巻き寿司には不向きかもしれませんが、”手巻き海苔”や”初摘み海苔”を選ぶと、もしかしたら自分の好みの海苔に出会えるかもしれません。

 

当店の寿司海苔について

当店におきましては、寿司でもピンからキリまであり、寿司海苔の”手巻き用”や”初摘み(一番摘み)”もご用意しております。

量販店に並ぶ同一カテゴリーの海苔のと違いは、寿司店で使ってもらえる品質基準を満たしているかどうかです。

職人さんは毎日海苔を使っているので、一枚一枚の海苔の違いに敏感です。

お褒めの言葉もいただく反面、お叱りの言葉をいただくこともあります。

 

例えば、同じ産地の初摘み海苔(一番摘み)を原料にしていても、値段で倍近くの差をつけており、その違いは当店の明確な基準で判断して分けております。

同じ初摘み海苔でも、産地による特徴の違いがあり、その辺りの違いも面白いのです。

”海苔といえば○○産が有名”というイメージがあると思いますが、全く無名の”●●産”の方が自分の口に合っていた、なんてこともよくあります。

 

その辺りのことに興味がある方は、ぜひ当店の海苔で食べ比べをしてみて下さい。

価格が高い海苔であるほど、その特徴に大きな差があります。